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わたしを離さないで


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柵に付いているボロボロのビニール

Never_Let_Me_Go

【Story】
外界から隔絶された寄宿学校ヘールシャムで、幼いころから共に日々を過ごしてきたキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)は“特別な存在”として生を受けた…。

評価 ★★★★☆(4.4P)

【感想】
カズオ・イシグロの同名小説を映画化した作品。舞台は演出の景色や服装なんかから垣間見える通りちょっと昔のイギリスなのだが、冒頭の説明からも分かるようにこの作品は完全にSF映画という、相反するものを巧く組み合わせて作っている作品。

作品の舞台は画期的な医療技術によって不治の病は消え平均寿命は100歳を超えた世界。そんな世の中で、外界との交流が閉ざされた寄宿学校ヘールシャムで育った3人キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)は“特別な存在”としてこの世に生を受けた。この“特別な存在”、“医療技術の進歩”なんていうのをリンク付けすれば自ずとこの世界が分かってくるが、ここではネタばれになるので伏せておこう。まあテイストは違うが『アイランド』という映画を連想してしまった。

特別な存在の彼らの物語は大人になり介護人となったキャシーのシーンから始まり、彼女がヘールシャムで過ごした過去からを回想していく形で進んでいく。設定がSF的に描かれながらも、話はテイスト通りの3人のラブストーリーがメインとなっているのだ。ヘールシャムで過ごした3人は謂わば三角関係。キャシーはトミーに好意を持つが、気付けば親友のルースとトミーは恋人同士になってしまっており、キャシーは徐々に2人から距離を置いていくようになり、彼女は介護人になり彼らから離れる。全体的にこの作品はSF的な部分が絡んでいるため、ただのラブストーリーとなっていないところが非常に興味深い。彼らはこの物語の核心的なことにより消耗していく運命をたどる。ルースにしろトミーにしろ彼らは恋愛によってというより人生において完全なる幸せを手にすることはできない。終盤で語られるルースの告白にしろ、トミーの叫びにしろ、ラストのキャシーのセリフにしろ、なんとも物悲しく感じるし、演出においても最終カットなんかは非常にこれからのキャシーを表わしているようでかなりの悲壮感を煽る巧さだ。

SF的な設定だが近い未来なくはない話。そんな来るかもしれない未来に対して非常にインテンスな視点で訴えていた秀作。完全にキーラ・ナイトレイ目的だったが心に残る1本になった。
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原題 NEVER LET ME GO
製作年度 2010年
製作国 イギリス/アメリカ
上映時間 103分
監督 マーク・ロマネク
原作 カズオ・イシグロ
脚本 アレックス・ガーランド
撮影 アダム・キンメル
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ、シャーロット・ランプリング

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テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

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10月30日(土)@TOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7。 こんな時期に台風接近とやらで風雨強し。 雨はともかく、風は自転車の大敵だ。 今日は冷静に地下鉄で六本木まで出かけることにした。
魂がある存在なのに公式サイト http://movies.foxjapan.com/watahana2011年公開同名小説(カズオ・イシグロ著)の映画化監督: マーク・ロマネク1960年代、治療の向上
原題:NeverLetMeGo監督:マーク・ロマネク原作/製作総指揮:カズオ・イシグロ出演:キャリー・マリガンアンドリュー・ガーフィールドキーラ・ナイトレイシャーロット・ランプリング映画『...
[わたしを離さないで] ブログ村キーワード  キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ。今が旬の、若手実力派スター3人が共演!「わたしを離さないで」(20世紀フォックス映画)。このタイトルだけ聞くと、何か“昼メロ”みたいですが、?...
評価:★★★★【4点】(13) 厳しい寄宿学校、プロムに誘う彼女に苦悩するイケメン学生の話じゃないのね(←おい)
ブッカー賞受賞作家カズオ・イシグロの小説をベースに、過酷な宿命を背負った少年少女たちが、それを受け入れながら限られた命を精一杯行きぬく姿を描いた青春ドラマだ。主演は『17歳の肖像』のキャリー・マリガン、共演に『つぐない』のキーラ・ナイトレイ、『ソーシャ...
わたしを離さないで キャシー、ルース、トミーの3人は、小さい頃からずっと一緒だった。田園地帯にひっそりと佇む寄宿学校ヘールシャムで絵や詩の創作に励んだ日々。しかし外界から完全に隔絶されたこの施設には幾つもの謎があり、キャシーたちは普通の人たちとは違う.....
★この映画は、ネタバレ無しで感想を書くのが難しいので、今回に限って全部ネタバレで書きますので注意!★
わたしを離さないで  原題:Never Let Me Go 【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】 カズオ・イシグロの同名小説が原作の、SFヒューマンドラマ。カズオ・イシグロは映画版でも総指揮を務め...
(原題:NEVER LET ME GO) 【2010年・イギリス/アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆) 第23回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。 イギリスで活躍するベストセラー作家カズオ・イシグロの同名原作を映画化。 臓器移植用に人間のクローンが認められている、ここ...
外界と隔絶された寄宿学校ヘールシャム。 キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、普通の人とは違う“特別な存在”として健やかに...
【=18 -3-】 カズオ・イシグロという人の原作「わたしを離さないで」の映画化だそうだってのはエンドロールで知った。 カズオ・イシグロって誰よ?って調べたら、長崎県出身のイギリス人作家で日本語は喋れない人だそうだ。  寄宿学校「ヘールシャム」で学ぶキャシー...
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1日のことだが、映画「私を離さないで」を鑑賞しました。 キャシー、ルース、トミーの3人の男女、彼らの恋・友情・成長 しかし、彼らには ある秘密・運命があり・・・ カズオ・イシグロ原作の映画化 原作を読んだ身として 気になったのだが せつない物語であった そ...
この命は、誰かのために。 この心は、わたしのために。 原題 NEVER LET ME GO 製作年度 2010年 製作国・地域 イギリス/アメリカ 上映時間 105分 原作 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(早川書房刊) 脚本 アレックス・ガーランド 監督 マーク・ロマネク ...
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先日、本も読み終わり、やっと映画を観てきました。 ネタバレしないようにしたいので、 ご覧になった方にしかわからないようなあいまいな表現も使いますが ご了承下さい。
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主演はキャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールド。 「アイランド」でもあった臓器移植を目的として誕生させられたクローンという設定が、こちらは国が認可しているという設定でした。しかし3人を取り巻くそういった環境が、前半から隔離さ...
わたしを離さないで 臓器提供用に生まれてきた コピー人間3人の恋と友情を描く... 【個人評価:★★★☆ (3.5P)】 (自宅鑑賞) 原題:Never Let Me Go 原作:カズオ・イシグロ 製

Comments


映画ではさらーっとしてたんですが、
最後の方のセリフ、1つ1つがキーになってるんで、
注意深く鑑賞しないと意味が通らないですよね。

原作も読んで万全の態勢で臨みましたので、
これはほんと好きです。
去年鑑賞でしたが、今年のmyベストに入れたいと思います。
 

rose_chocolatさんへ

> 最後の方のセリフ、1つ1つがキーになってるんで、
> 注意深く鑑賞しないと意味が通らないですよね。

そうなんですよね。セリフが非常に印象的なんです。

私も今年のベストには入ってくる気がします。
 

こんにちは、daiさん!
私もアイランドを思い出しました。
あちらの方が、見ていてがんばれー!何とかしろー!って血は沸きましたが、その反面、オイオイ!そんなわけないだろ~~という、あり得無さやハリウッドのドカーンバコーンが激しく出て、後半、ありゃりゃりゃ・・・という結果で・・(^^ゞ
こちらは、しっとり描かれていて、ムードは凄く良くて好みだったのですが、諦め感が最初から最後まで漂っていて、それはなんだか少々虚しかったりもしました。
 

latifaさんへ

こんばんは。

ある種『アイランド』とは間逆の展開でしたね。
あの物悲しい展開が非常に観る人を分ける作品だと思います。
 

daiさん
これは期待してなかったけど良かった、

>全体的にこの作品はSF的な部分が絡んでいるため、ただのラブストーリーとなっていないところが非常に興味深い。

同感ですね、あと柵についたボロボロのビニールは私も印象的だったなぁ。
キーラの最後も哀し過ぎた、、、
 

migさんへ

私もキーラ目当てでしたが掘り出し物でした。

あの柵についたボロボロのビニールは本当に物悲しいです。
 

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