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縞模様のパジャマの少年


Category: 映画 さ行   Tags: ---
差別から産まれた悲劇

THE_BOY_IN_THE_STRIPED_PYJAMAS

【Story】
第二次世界大戦下、8歳の少年ブルーノ(エイサ・バターフィールド)は、ナチス将校の父(デヴィッド・シューリス)の栄転でベルリン郊外に引っ越すことになる…。

評価 ★★★★☆(4.6P)

【感想】
心温まる作品と思いきや・・・。

~以降ややネタばれあり~

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今までナチス関連の作品と言えば、チャップリンの『独裁者』からブルーノ・ガンツの『ヒトラー ~最期の12日間~』などのようにヒトラーを中心に描いたり、『シンドラーのリスト』のようにユダヤ人の余りにも酷い待遇を描いたりしているものが多かった。本作も一見すると、ナチス将校の息子と収容所の捕虜の少年の触れ合いを描いているものなので、物語自体ありがちの話じゃないかと思うだろう。ただ観たことあるような展開と思って観ているとまさかまさかの展開が待ちうけているため、今までのナチス映画と一線を画す作品であることを95分後には思い知らされる(←ここ重要)。

さてそんな衝撃へ向けて進行していく話は、主人公の8歳の少年ブルーノの視点で描かれていく。彼はユダヤ人は知っていても、ユダヤ人が迫害されているなんてことは知らない。しかも尊敬してやまない自分の父親がユダヤ人迫害の最前線で働いているなんてことは知る由もない。その証拠に引っ越し先の家からは収容所が見えるが、それを農場だと完全に思い込んでいるのだ。そんなブルーノだが8歳なんて言えばナチス歴史の勉強なんかするよりも探検好きなお年頃、家族の目を盗み彼は森を探検しているうちに、例の収容所に行きつくことになる。そしてこの収容所でユダヤ人の8歳の少年シュムエルと出会う。このシュムエルとの出会いによって、勉強で習っているユダヤ人と現実のユダヤ人とのギャップを思うようになるのだ。

この物語においてこの少年2人の演技というものが後半の衝撃への度合いをマックスまで高めていると感じた。子供同士の時には残酷な、時には無邪気な触れ合いを日本人の子役ではなかなかできないような演技を通して描写しているため、観客は完全にユダヤ人と非ユダヤ人の戦時中では実現が難しかった心温まる触れ合いを描いていると観ていて思わされる。だからこそ基本的に電熱線のフェンス越しに触れ合う(一部ブルーノ家での触れ合いもあり)2人が、そのフェンス自体を越えるという後半のシーンは、その後の悲劇へと繋がるだろうと観ている側に暗示しているにも拘らず、前半の子供同士の触れ合いという巧い前振りがあるため鬱蒼度が倍増するのだ。

まあ観終わるとあの衝撃が心に響くため非常に鬱々とした気持ちになるが、ナチス映画といえばユダヤ人が被害者になるという一般的展開を、ユダヤ人じゃない側をも被害者とすることを通して観ている側にすんなりと差別というものの浅はかさを提示してくれていた良作だ。『96時間』とは違った意味でこの夏お勧めの1本である。

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原題 THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS
製作年度 2008年
製作国 イギリス/アメリカ
上映時間 95分
監督 マーク・ハーマン
製作 デヴィッド・ハイマン
製作総指揮 マーク・ハーマン、クリスティーン・ランガン
原作 ジョン・ボイン
脚本 マーク・ハーマン
撮影 ブノワ・ドゥローム
編集 マイケル・エリス
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演 エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビーティー、デヴィッド・シューリス、ヴェラ・ファーミガ、リチャード・ジョンソン、シーラ・ハンコック、ルパート・フレンド、デヴィッド・ヘイマン、ジム・ノートン、カーラ・ホーガン

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テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

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「縞模様のパジャマの少年」観てきました♪
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□作品オフィシャルサイト 「縞模様のパジャマの少年」□監督・脚本 マーク・ハーマン □原作 ジョン・ボイン □キャスト エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビーティー、デヴィッド・シューリス、ヴェラ・ファーミガ、、ルパート・フレン...
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Comments


これはホロコーストを描いたちょっと異色の作品として後世に残る作品かもしれないです。
観終わってから暫くはあのラストの衝撃だけでショックが大きく、何も考えられませんでした。
今思うと、純粋無垢な少年の死は、ユダヤ教の聖典「旧約聖書」の“目には目を”が実践されてもので、チスドイツ軍人である父親だけでなく、妻や姉のような一般人にすらいわゆる罰を与えることで、ホロコーストの悲劇を強烈に表現したかったのかなと思ったりもしました。
 

KLYさんへ

ホロコースト作品としてはなかなかないタイプの作品でしたね。
まさにあのラストへと誘う展開も見事でしたし、
分かっちゃいるけどまさかという葛藤がラスト近辺で起こってましたよ。

旧約の目には目をという考え方をこの作品では
確かに表現したかったのかもしれないですね。
結局はユダヤの悲劇をその悲劇を生んだ家族にも
味あわせる結果となりましたしね。
 
心に直接届く映画
daiさん、こんばんわ☆
トラコメありがとうございます~
戦争映画としては、戦争シーンも無く、ストレートではないのに、心にはストレートにどすんとくる映画でしたね。
前半の心温まるストーリー展開が、確かにうまく後半を引き立たせていますね。
 

ノルウェーまだ~むさんへ

こんばんは★

前半が巧く後半と絡み衝撃度を増していたように思います。
 

daiさん、こんにちは^^
重い内容は覚悟して観に行ったのですが
予想をはるかに超えたラストに
言葉もなくなりました。。。

>ユダヤ人じゃない側をも被害者とすることを通して観ている側に
すんなりと差別というものの浅はかさを提示してくれていた良作

確かにそうですね。観るべき、観なければいけない
作品だと思います。その反面、二人の息子の母親である立場の
私は、2度と観れない作品でもあります(T.T)

 

ひろちゃんさんへ

こんにちは^^

ラストの重さは想像を絶しましたね。
それにひろちゃんさんのようにお子さんをお持ちだと、
この作品で受ける衝撃の凄さは私なんかより何倍にもなるのでしょうね。
 

☆こんにちは☆
残念ながら上映無しだったのですが、衝撃的なラストでしたね。
純粋な子供同士というところが何とも・・・
しばらくボーッとしてしまいました。
 
Re: タイトルなし
yukarinさんへ

こんにちは☆

あのラストは非常に考えさせられるものでした。
戦争の悲惨さを切に訴えてくるものです。
 

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