Memoirs_of_dai

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余命


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あなたは滴に共感できるか?

余命

【Story】
結婚10年目にして、赤ちゃんを授かった38歳の滴(松雪泰子)。夫の良介(椎名桔平)と喜び合ったのも束の間、乳がんが再発してしまう…。

評価 ★★★☆☆(3.0P)

【感想】
林遣都はなかなか出てこない。

~以降ややネタばれあり~

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本作の監督である生野慈朗の良作として有名なのは『手紙』であり、多くの観た方が、彼の“泣かせてやろうホトトギス”的な演出によって、涙で頬を濡らしただろう。そんなことからも分かるように、この映画は生野監督の演出が実にマッチしていた一本であると思う。しかし『手紙』でそれがハマったのは、あの当時の“泣く映画”の風潮と、東野圭吾の秀逸な脚本(前者よりこちらが強い)があってのことであり、どうもこの作品では“泣いてしまう”のではなく“泣かされる”という受動的な感覚が私の癇に障って仕方がなかった。

そんな感覚を持ってしまった作品のストーリーはというと、かつて乳がんを患った女医・滴(松雪泰子)がアラフォーにてやっとのことで赤ちゃんを授かった。しかし神も仏もないかのごとく、滴はまさかの乳がん再発という悲しき事実に直面する。さて滴は赤ちゃんを諦め延命に努めるのか、それとも赤ちゃんを産むことを選ぶのか?どうする滴!といった話だ。まあポスターなんか見てしまえば、容易に滴は悲壮的に後者を選ぶというのは分かり切っているので、その体で話を進めていくが、どうも私はこの彼女の選択の過程というのが全く持って共感できなかった。即ちこれこそがこの映画で泣かせようとしている演出が目立つなと感じた大きな要因だ。

上で滴のとった行動で、私は敢えて「悲壮」という言葉使った。その理由は彼女が子供を産むという行為を決め実際に産むまで全てを一応一人で行ったからだ。ただ、一人で全てを頑張ったと言えば言葉は良いが、悪く言えば夫を気遣ったという名の傲慢であり、基本的に夫婦なのに滴は夫を信用していなかったわけだ。自分が亡くなっても仕事があるようにと、自分が妊娠している間に長期の仕事に行かせたのだろうが、私にはこれは自分の妊娠+癌という状態をひた隠すための手段にしか感じなかった(それに長期仕事が延長して、遅れて帰ってきたら、「辛かったの!」と大泣きするという責任転嫁も甚だしいものだ)。普通、滴のような状況下になったら、配偶者を誰よりも信用して、決して片方だけのことという考えではなく、共に立ち向かうのが夫婦の在り方だと私は思う。それが成立していないのに、悲壮的に頑張っているようにするというのはどうもおかしなものだ。例えばストーリーは大いに異なるが、ジョディー・フォスター主演の『ブレイブワン』のように、親族や友人、配偶者などが全くいない中で仕方なく、悲壮的な行動をしなければいけないというのなら、特にどうのこうの言うこともなく、感情移入することができただろう。しかし滴の行動がただのエゴによる上辺の悲壮感を漂わせるだけのものにしか感じられない時点で私は、この作品の世界に浸るということは不可能なのだ。

とは言うものの、話自体、病気の前(後)で家族と向き合うことの大切さを訴えているのだということは分かるし、俳優陣も流石なので、さんざん言ったが決して悪い映画ではないと思う。ただやはりこの手のものは、主人公に共感できるとか、主人公の気持ちになれなければキツイものがある(逆を言えば感情移入できれば評価が180度変わるだろう)。それに2時間越えと単調さも手伝い。さらに極めつけのあのエンディング曲・・・完全に映画の余韻もクソもないとついつい思ってしまった。

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製作年度 2008年
製作国 日本
上映時間 131分
監督 生野慈朗
企画 河原れん
原作 谷村志穂
脚本 河原れん、生野慈朗
音楽 富貴晴美
出演 松雪泰子、椎名桔平、林遣都、奥貫薫、市川実和子、二階堂智、かとうかず子、宮崎美子、橋爪功

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テーマ : 邦画    ジャンル : 映画

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1月28日の一ツ橋ホールの「余命」の試写会に行ってきました。 ・・・なんだかリアリティーの薄~い映画のような気がしました。 以下ネタバレをしているので、これから観る人は読み飛ばしてください。 滴(松雪泰子)がどんなときにも美しいんですよねぇ。病魔と...
YAHOO!映画のオンライン試写会に当たって劇場公開前にストリーミングで鑑賞できました。 作品を観る前はもっと難病ものでのお涙頂戴的な作品になるのかと思っていたら、結構淡々と綴られる作品だったので、予想を裏切られたかなという感じです。 ********************...
   ☆公式サイト☆がんの治療と出産のはざまで葛藤(かっとう)する外科医と、その夫を描く珠玉の人間ドラマ。「海猫」などの著作で知られる谷村志穂の同名小説を基に、「3年B組金八先生」シリーズや『手紙』を手掛けた生野慈朗が監督を務める。結婚10年目にして、赤ち...
「余命」は結婚10年目で待望の妊娠をした38歳外科医が10年前に患った乳がんが再発し出産するか諦めて治療するかで悩み葛藤していく姿を描いたストーリーである。高齢出産が珍しくなくなった現代だが、乳がんも近年増加傾向にあり、結婚相手や夫婦との考え方によりさ...
監督:生野慈朗 出演:松雪泰子、椎名桔平、林遣都、奥貫薫、宮崎美子、かとうかず子、市川実和子 君に届け いのちへの想い 「外科医の滴は結婚10年目にして待望の妊娠に気付いた。 同じ医学生だったがカメラマンに転身した夫の良介と共に子供が産まれてくるこ
乳がん早期発見を訴えるピンクリボン運動に関心を持つ人が増えればと願う作品だ。新しい命と残された時間。この物語が迫る決断の選択肢は、究極である。がん治療と出産の狭間で悩む外科医の滴は、夫に打ち明ければ子供を諦めることになると悟り、一人で生む決心をする。物...
自分の余命が後わずかだと分ったら 残された時間をどう生きるかなんてどー考えても想像つかへんわましてや 待望の赤ちゃんが出来たと分った後やったら 自分の命か赤ちゃんの命かなんて そんなん選択出来へん。この映画の滴の場合は 炎症性再発の乳癌で完治の見込みは...

Comments


こんばんは~♪
daiさんの記事、いちいち納得しちゃいました。
ワタシもぜーんぜん感情移入できなかったんですよねぇ。出産&乳がんって女性にとってすごく大きな2つのことだと思うんです。それだからあんまり軽々しくこの映画のこと語るのも、、、って感じだし、逆にこうやって軽々しい映画もな~。。。
キレイすぎる描き方もイマイチ。。でした。
 

きららさんへ

こんばんは♪

きららさんも同感なんですね!
こういう記事をボロクソに言うとおかしい人と
思われそうなので少し自重したんですが、
主人公のとった行動はおかしいし、
死にそうになっても綺麗な松雪康子というのも
俳優云々ではなく演出が最悪でした。
 

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