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ダイアリー・オブ・ザ・デッド


Category: 映画 た行   Tags: ---
流石本物がゾンビ映画を作ると違う!

DIARY_OF_THE_DEAD

【Story】
ジェイソン(ジョシュア・クローズ)は、ペンシルバニアの山中で夜中に仲間たちと卒業制作のホラー映画を撮影していたが、各地で死者がよみがえっているというニュースをラジオで聞きつけ、急きょ寮へと駆けつける…。

評価 ★★★★☆(4.2P)

【感想】
今回のロメロ作品は笑える部分あり。

~以降ややネタばれあり~

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昨年のトロント映画祭でプレミア上映されてからずっと観たかった本作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』。言わずもがなジョージ・A・ロメロが監督を務める「デッド・シリーズ」の最新作だ。
DIARY_OF_THE_DEAD
ロメロ作品と言えば、作品ごとにその当時の社会に対して風刺を利かせるのが特徴であり、彼の作品で一番秀作として多くの人の記憶に残っている『ゾンビ』では、当時の消費社会への皮肉を込め、巨大なショッピングモールに集まるゾンビを描き、前作の『ランド・オブ・ザ・デッド』では9・11のアンチテーゼを描くといった感じで、痛烈に人間の醜さをゾンビというメタファーで表してきた。そんなロメロ作品の新作である本作はまさに現代社会をモチーフにしていることが分かる作りとなっている。冒頭でいきなり、人間がゾンビになるというシーンが映し出されるのだが、まさにこれこそ現代社会で一番恐れられているテロに対しての隠喩であろう。普通の人間が死んだ次の瞬間には、人間を襲ってくるゾンビという名のテロリストになってしまったというまさに現代だ。そんなところからも本作のロメロ節の炸裂が容易に分かる。
DIARY_OF_THE_DEAD
そんな中、今回一番特出すべきは『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『Rec』なんかで用いられていた、POV撮影であろう。今回の主人公一行が、大学(ロメロなのでピッツバーグ大学)で卒業制作として映画を撮るという設定なので、本作は終始カメラからの映像で作られている。因みに『クローバーフィールド』で手ぶれ満載だったという視覚的問題を本作では、撮影用のカメラを使うという点と、卒業制作で映画を撮るぐらいの技術がある大学生だったという2点でクリアさせている。そして本作のポイントというのがこのPOVと大学生という素人を使ったところなのだ。現在はブログYouTubeなどを使うことで、素人がマスコミなしで世界中に自分の意見や映像を公開できる世の中だ。劇中ではそのことに対して、マスコミがゾンビに汚染されている現状を誤魔化して報道している反面、大学生たちは事実をインターネット経由で世界に発信するというシーンで表している。ここからマスコミの情報操作に対しての批判と、私も含め誰もが情報を容易に発信することのできるという双方の危険性をロメロは訴えているのだろうと感じた。
DIARY_OF_THE_DEAD
マスコミの情報操作は今に始まったことではないのでここでは取り上げないが、個人が発信する問題に対しては少し思うことがある。目の前で仲間や多くの人間が死んで行っているのに、カメラを捨てず撮り続けているのはリアリティがないというのが、この手の作品のお決まりの突っ込みどころであるが、数か月前に秋葉原でアホどもが、人が刺されて血まみれでいるのに、写メを撮り続け、マスコミのカメラにピースサインをしていたことを考えると、一概に虚構とも考えづらい。それに戦地でカメラマンがスクープのために絶対カメラを離さないという現実からも、その突っ込みに対しての本作での見解が分かる。
DIARY_OF_THE_DEAD
という感じで、ゾンビが氾濫しているのに、電気やインターネットが使えるのはなぜかということや、食糧や武器は奪い合うのに、女性を襲わないのはなぜかなど、若干の突っ込みどころはあるにせよ、主人公の女性の説明口調で進むこの映画を通して、ロメロが訴えている現代社会に巣くう問題や事実が見事映し出さ秀作であり、ロメロにしてはユーモア溢れる笑いがあるというのも面白い作品であった。

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原題 DIARY OF THE DEAD
製作年度 2007年
製作国 アメリカ
上映時間 95分
監督 ジョージ・A・ロメロ
脚本 ジョージ・A・ロメロ
撮影 アダム・スウィカ
音楽 ノーマン・オレンスタイン
出演 ショーン・ロバーツ、ジョシュア・クローズ、ミシェル・モーガン、アラン・ヴァン・スプラング

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テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

Trackbacks

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ここ数年、ゾンビも多様化。 ペットになったりストリッパーになったり3D(←これ失敗)になったり。 そんな中、ゾンビ映画の第一人者、ジョージ・A・ロメロ監督/脚本の傑作いよいよ日本上陸{/atten/} ゾンビの夢まで観ちゃうほど自他共に認めるゾンビ好きのmigですが(
(原題:Diary of the Dead) ----またまたゾンビ映画? ほんと続くねぇ~。 「そうだね。フォーンには話さなかったけど、 実は『ゾンビ・ストリッパーズ』なんてのもあったんだ。 これには『エルム街の悪夢』の ロバート・イングランド が出ていたんだよ」 ----ぷっ。
公式サイト◆プチレビュー◆巨匠ロメロのゾンビ・モキュメンタリー。ホラーの枠を超えて社会派映画の域に達している。 【75点】  大学生ジェイソンらは森の中で卒業制作のホラー映画を撮影中。だが各地で蘇った死者のニュースを聞き、慌ててトレーラーで家路を目指す
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ゾンビ版「クローバーフィールド/HAKAISHA」
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ロメロ監督のゾンビ作品とあればチェックしない訳にはまいりません。やっぱりゾンビは走っちゃいけません(笑)ゆら~~っとくるのがよろしゅうございます。今回は大学の映像研究会所属の学生がたまたまゾンビテーマの自主映画を作っていて、偶然なのか・・・事件は起き始める
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Comments


daiさんこんばんは♪
TBコメありがとうです


秋葉原ではそんなアホどもがいたんですね?!
なるほど~daiさんのレビュー、分かりますね。

ロメロの映画、ぞれもゾンビものだいすきなので
も一度公開したら字幕つきできちんと観ようと思ってマス♪
それで一応☆5にしちゃってたのです、、、^^
観たらまた来ますね♪
 

migさんへ

こんにちは☆
数か月前に秋葉原でネット予告して事件起こしたバカがいたじゃないですか、その時、ニュースのアナウンサーの裏辺りで騒いでいた大馬鹿どもがいて、そいつらがそこで撮った写真をmixiとかにupしてたんですよ。本当に非常識野郎です!!

ロメロ作品は会話が重要なので、字幕つきだとまた評価が変わるかもしれませんね。レビュー楽しみにしています☆
 

daiさん

こんばんは♪
観ました~
自分のとこで手一杯で来られなかったんだけど
先にありがとうです☆

>ロメロが訴えている現代社会に巣くう問題や事実が見事映し出さ秀作であり、ロメロにしてはユーモア溢れる笑いがあるというのも面白い作品

ほんとこれに尽きますね。
ゾンビ映画はもうやりつくした感があるけど
こういう捉え方でくるとは、やっぱり
本家本元ロメロですね^^ 次回も楽しみ~
まだまだ撮ってもらいたいな!

 

migさんへ

こんばんは♪

migさんのところにも書いてありましたが、
ゾンビ映画というのは、基本同じプロットで
作られるのでだいたいやりつくした感はありますが
やっぱり本家本元ロメロが作った本作は一味
違いますよね。私もこれからも老体に鞭打って
作ってほしいですww
 

個人的には、ちょっとガッカリでした。
フェイクドキュメンタリーにしたことで、映画の嘘がはっきりと現れてしまって気になってしょうがなかったです。
テーマとしては非常に面白い問いかけになっていたのですが・・・
 

ノラネコさんへ

>フェイクドキュメンタリーにしたことで、映画の嘘がはっきりと現れてしまって気になってしょうがなかったです。

まあそれはある種の狙いなのかも?なんて思ってしまいましたが、気人ある人は気になるでしょうね。
私はロメロが作ると必ず入れてくるメッセージ性だけでも、他のゾンビ映画とは一味違った面白みを感じられて良かったと思ってしまいました。
 

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