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その土曜日、7時58分


Category: 映画 さ行   Tags: ---
雪だるま式悲劇、そして鬱へ

Before_The_Devil_knows_You're_Dead

【Story】
一見誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていたニューヨークの会計士アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、離婚した元妻のもとにいる娘の養育費もまともに払えない弟ハンク(イーサン・ホーク)を誘い、実の両親が営む宝石店へ強盗に入ることに…。

評価 ★★★★☆(4.4P)

【感想】
冒頭のSEXシーンは2007年のベストヌードシーンらしい。Ranking

~以降ややネタばれあり~


アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)とハンク(イーサン・ホーク)の兄弟が、互いの金銭問題を解決するために、自分の親が営む宝石店への強盗計画を立て実行するが、誤算が悲劇を生むというシドニー・ルメット久々のサスペンス。
Before_The_Devil_knows_You're_Dead
公式HPにも書いてあるが、シドニー・ルメットという男は非情なまでに厭世的な作品を作ると私も常々思っている。『グロリア』でも『狼たちの午後』でも、どんな人生を送ったらここまで人生に対して夢も希望も持っていないような考えができるのかと思わせてくれた。強盗を導入にしている点では『狼たちの午後』に似ているのだが、先に挙げた2作品よりも、親が子を殺したり、子が親を殺したりするような殺伐とした今のご時世のことを考慮すれば、この非現実のようで現実とも思える親の店へ強盗に入るというような展開の厭世度は断然上に思えてくる。
Before_The_Devil_knows_You're_Dead
物語は強盗シーンを先に描き、その後は犯罪に至るまでや犯罪をした後を、時系列をバラバラにしながら観せ(*かなりのバラバラさなので人によっては毛嫌うかもしれない)、次第に兄弟が犯罪に至った経緯・性格・日常が分かるように作り上げられている。このように作り上げること自体がシドニー・ルメットの巧さの一端であり、この断片的に見せるという演出が、殺人犯は凶悪だから殺人犯になったのではなく、私利私欲のために殺人犯になっただけであり、殺人犯も普通の人間即ち、「君もいつでもなる可能性がある」というところを強調しているように感じる。それ故に、アンディやハンクに共感する部分が出てくるため、余計に登場人物への感情移入がしやすいのだ。そしてそれらの感情移入された人物と巧い脚本により繰り広げられる展開が向かうところから感じさせるモノは見事であった。
Before_The_Devil_knows_You're_Dead
まあ結局のところこの悲劇を生んだのは、コミュニケーション不足が生んだ親子の確執や夫婦の問題などそこら辺の一般人にもありそうな問題が引き金となっているため、この映画で描かれた現実に潜む厭世から、117分後には、『ミスト』並みかそれ以上にになるかもしれない。

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原題 BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD
製作年度 2007年
製作国 アメリカ/イギリス
上映時間 117分
監督 シドニー・ルメット
製作 マイケル・セレンジー、ブライアン・リンス、ポール・パーマー、ウィリアム・S・ギルモア
製作総指揮 デヴィッド・バーグスタイン、ジェーン・バークレイ、ハンナ・リーダー、エリ・クライン、ジェフリー・メルニック、J・J・ホフマン、ベル・アヴェリー、サム・ザハリス
脚本 ケリー・マスターソン
撮影 ロン・フォーチュナト
音楽 カーター・バーウェル
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ブライアン・F・オバーン、ローズマリー・ハリス、マイケル・シャノン、エイミー・ライアン

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テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

Trackbacks

ギリシャ悲劇を思わせる重厚なドラマだ。完全犯罪が崩されるサスペンスに見えるが、崩壊するのは犯罪ではなくある一家の絆。アンディと弟ハンクは共に金に困り両親が営む宝石店を襲う計画を立てる。誰も傷つかないはずの犯行はひとつの誤算から最悪の方向へ。硬派な作風の...
公式サイト。原題 Before the Devil Knows You\'re Dead、シドニー・ルメット監督、フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ブライアン・F・オバーン、ローズマリー・ハリス、マイケル・シャノン、エイミー・ライアン
過去の作品も何故か日中の場面が多く、今回も陽の光が効果的に活用されたSidney Lumet(シドニー・ルメット)監督の久々の快作がBefore The Devil Knows You\'re Dead「その土曜日、7時58分」。 金策で家族を裏切るのはウディ・アレンの新作と同じですが、こちらは犯
      「その土曜日、7時58分」 (2007年・アメリカ/イギリス) こんなによく練られた力作を、この邦題で、しかも単館上映するとは驚いた。シドニー・ルメット監督84歳の久々の快作は、崩壊する家族の真実をじわじわとあぶり出す硬質な犯罪/心理サスペンスだ。原題...
     = 『その土曜日、7時58分』  (2007) = ニューヨーク。 一見、誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていた会計士のアンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、離婚し娘の養育費もまともに払えない弟ハンク(イーサン・ホーク)に、’禁断の企て’を
シドニー・ルメット監督の新作主演はフィリップ・シーモア・ホフマンその妻役にマリサ・トメイ弟役にイーサン・ホーク父親役にアルバート・フィニーまず思ったのは見事なキャスティングだということ。とても痛々しい家族のドラマです。人間の脆さ、弱さ、家族が抱える闇、...
ニューヨークで優雅な暮らしをする会計士のアンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、 離婚した後、娘の養育費もまともに払えない弟...
   ☆公式サイト☆ある兄弟が企てた強盗計画が、とある誤算を引き金に思いがけない悲劇を招いていくサスペンス・ドラマ。監督は『ネットワーク』など、硬派な人間ドラマを撮り続けてきた巨匠シドニー・ルメット。一見誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていたニューヨーク...
 『その瞬間、一つめの誤算。 兄は弟に禁断の企てを持ちかけた。 最悪の誤算をきっかけに、 次々に暴かれる家族の闇。』  コチラの「その土曜日、7時58分」は、「十二人の怒れる男」のシドニー・ルメット監督の最新作で、10/11公開となったR-18指定のクライム・サス...
ある兄弟が立てた強盗計画が、一つの誤算から思いがけない悲劇を 生み出していくサスペンスドラマ。娘の養育費が払えないハンクは、ある日、兄のアンディから強盗計画を 持ち掛けられる。狙うのは実の両親が経営する宝石店。店は保険が効く ので問題ないと言葉巧みに説得
 BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU\'RE DEAD  離婚はしたが養育費もまともに払えず、借金まみれのハンク(イーサン・ホーク)。 そんな彼に、兄のアン...
名画の誉れ高い『12人の怒れる男たち』の監督であるシドニー・ルメットと、『カポーティ』でほとんど狂気ともいえる演技を見せつけたフィリップ・シーモア・ホフマン。俳優の力を存分に出させる演劇的手法で撮影に臨む名監督と、極限までリアルな造形をを追求してきた怪優...
BEFORETHEDEVILKNOWSYOU\'REDEADその瞬間、一つめの誤算。上映時間117分製作国アメリカ/イギリス公開情報劇場公開(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)初公開年月2008/10/11ジャンルドラマ/サスペンス/犯罪映倫R-18【解説】「十二人の怒れる男」「狼たちの午後」
★★★★ 何ともまあ、悲惨な物語。 ただの強盗話ではない。 強盗その前&その後の人間関係の描写が素晴らしかった。 サスペンスというよりヒューマンドラマって感じ。 悲しい物語だ。
 その瞬間、一つめの誤算 原題:BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU’RE DEAD 12月15日、京都シネマにて鑑賞。原題も長いし、邦題も長いです。「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン、そしてイーサン・ホークが巨匠シドニー・ルメット監督と組んだ作品です...
監督:シドニー・ルメット 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー 「ある土曜日、ニューヨーク郊外の小さな宝石店に強盗が入った。隙をみて犯人を発砲したところ撃たれ、犯人も倒れた。 その三日前、別れ
兄弟、そして、最悪の共犯者__。兄は弟に禁断の企てを持ちかけた。 その瞬間、一つ目の誤算が・・・それは、両親が営む宝石店を襲うこと。最悪の誤算をきっかけに、次々に暴かれる家族の闇。 物語:ニューヨーク。一見、誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていた会計士の...
原題が表してるように、まさしく“悪魔に知られる前に逝かなくっちゃ”という人ばかりだったかも
原題:BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD公開:2008/10/11製作国:アメリカ/イギリスR-18上映時間:117分監督:シドニー・ルメット出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ブライアン・F・オバーン、ローズ
人生のどん底・・・ かすかな光明にすがり、きっと元の状態に戻ると 期待するも悪化して最悪の事態を招いてしまう。
レンタルで鑑賞―【story】アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、離婚した元妻に娘の養育費もまともに払えない弟ハンク(イーサン・ホーク)を誘い、実の両親が営む宝石店へ強盗に入ることに。しかし事態は最悪な方向へと突き進んでしまう―     監督 :
面白いけれど、既視感だらけの構成とストーリーに新鮮味を全く感じることのなかった映画でした。フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ハント、マリサ・トメイ、アルバート・フィニーという4人の名優が醸し出す人間臭ささはお見事なまでに素晴らしいのですが、如何...
あらすじ会計士のアンディは、生活に窮する弟ハンクに自分たちの両親が営む宝石店への強盗を持ちかけるが・・・。感想放送映画批評家協会アンサンブル演技賞賞受賞。『BEFORETHEDEVILKNOWSYOU'REDEAD』早く天国に行けますように死んだのが悪魔に知られる前に原題は長すぎ...
「その土曜日、7時58分 」★★★☆wowow放送 フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク主演 シドニー・ルメット監督、117分 、 2008年10月11日公開、2007,アメリカ、イギリス,SPE (原題:BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD )            ...

Comments


こんにちは。

なるほど、この構成は
彼らが特別な人種ではなく、
だれにでも起こりうることを
観る側に意識させる意味合いをもっていたのですね。
daiさんのレビューを読んで納得しました。
しかし、あの冒頭のシーン、
知人は、オモシロい解釈をしていました。
ネタバレになるのでここに書くことができず残念です。
もし、よろしかったら
ご再訪いただければ幸いです。
ある方のコメントのお返事に
ちょっと書かせていただきました。
 

えいさんへ

こんばんは。
私はこの作品を通して、
特別(特殊)な人間が殺人を犯したというよりも、
普通の人間の闇を描いていたように感じましたね。
だからこそこの時系列のバラバラさという
演出の巧さが余計に際立っていたと思いました。

そしてえいさんの知人さんの解釈は面白いですね。
私自身鑑賞後に、原題のBefore the Devil~について
思ったこともありましたので、確かにそう解釈すると辻褄が合います。
私は冒頭のシーンは前情報として、ゴシップ的なものが頭に入っていたため、そっちに気を取られてしまい、そこまで考えが及ばなかったです(汗)
 

daiさん
こんばんは~♪
面白かったです!
タイトルは人それぞれ賛否両論だろうけど、
こういう展開になるとはまったく予備知識いれずに観たんで
かなり引き込まれちゃった。
好きなタイプの作品です。
どこにでもある普通の家庭、普通の人間が引き起こす
悲劇、、、
重かった、、、、。
 

migさんへ

やっぱりお気に召したようですね☆
タイトルは・・・・まあ・・・・、
こういう作品への予備知識は無用ですよね!
普通の家族が崩壊する所が妙に現実社会と
マッチしてリアルでした。

 

こんばんは^^
親殺し、子殺し、コミニュケーション不足
が生んだ親子や夫婦の確執など、考えてみれば、
今の日本でも実際に起こっていることですよね(^^ゞ

見せ方が上手いので、サスペンスとしての緊迫感も
面白さもありました。

ただ、観終った後の後味が言いとは言えない作品で
あれこれと考えてしまいました(T.T)
 

ひろちゃんさんへ

こんばんは♪
本当にこの映画を観ると決して架空の話では
ないなと思わされます。そのくらい今の日本が
混沌としているということですが・・・。

まあ最終的に鬱っぽくなる終わりでしたが、
見せ方の巧さも手伝いサスペンスとしても
一級賓の作品でした☆
 

殺し屋の家の話ですよね。
このことにふれられてる感想は
50件中ひとりくらいしかいない。
なんかそれが悲しい。どこも
同じように時系列がうんぬん俳優がうんぬんって
日本語のブログなどには書いてある。
本当に映画みたの?
 

映画は観ていますよ。

>殺し屋の家
というよりは殺してしまった家の話と
いう方が表現的によいと思います。

時系列や俳優に関しては拙いブログなので
思ったことをただただ書いただけです。
 
こんばんわ
似た設定の『ファーゴ』と比べてしまったせいか、ちょっと物足りなさを感じましたね。

面白いといえば確かに面白いのですが、やっぱりこの設定では『ファーゴ』の方が上だと思いました。
 
Re: こんばんわ
にゃむばななさんへ

確かに『ファーゴ』と設定は似ていますが『ファーゴ』と比べるのはかわいそうですよ(笑

 
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