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フローズン・タイム


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不健全な美大生の恋模様

Cashback

【Story】
美大に通っているベン(ショーン・ビガースタッフ)は元彼女に振られたショックで不眠症になってしまう…。

評価 ★★★★☆(4.0P)

【感想】
時間よ、止まれ!!Ranking

~以降ややネタばれあり~


ファッション雑誌の写真家であるショーン・エリスが、『CASHBACK』という短編映画化したものを、好評のため同名で長編化した本作。

物語はというと、美大生の男の子ベンが失恋をしたことで時間を止められるようになり、その能力のもと日常の中の新たな面と新しい恋に出会うという話だ。「もし時間が止められたら…」なんて言うのは、誰しもが常に思っていることであり、ある意味人間の永遠の夢である。ただ私達が思うような「時間止め」の使い方と、主人公ベン(ショーン・ビガースタッフ)の使い方は大きく異なる。

普通、美大生の若かりし青少年がスーパーのアルバイト中で時間を止められたら、あんなことやこんなことをするのが世の定めだろうと思って観ていると、ベンは女性を裸にするところまでは一般的な流れだったのだが、脱がせた後はただただ女性の裸体を描き続けるだけ。まあ若干のイタズラ(性的ではなく)はするが健全な男としてはおかしさが際立つ。まあアーティストとなんとかは紙一重というが、まさにこのことからそれを描きたかったように感じた。ただそのように描くことで、アーティストの精神はどんな状態でも崩さず、絵を描くことが彼にとって重要なことであるということを見せている。

さらに一般の女性は平気で脱がし描くのに対し、気になっているレジ打ちの女性だけは脱がさずに描くということが、彼の異常さを余計に煽っているのだ。相手も少なからず好意があり、そんなこと普通に頼めば許可してくれそうなことだがそれを敢えてせず、というか静止空間の中での彼女の絵を描くことが最大限の“美”だと彼は感じているように感じた。というように異空間でこそ究極の美を見つけることができるという異常さを最大限に表現している。

そしてこの究極の美を見つけるベンの異常さをベンの周りの連中(友人や元彼女、スーパー仲間)を使ってより浮き彫りにしている演出が上手い。一番異常なはずのベンは日常では普通に、どちらかと言えばあまり行動しないため“”として描かれ、スーパーの仲間は仕事中なのにスーパーで遊びまくっていたり、ベンの友人は取っ替え引っ替え女を変えていたり、元彼女はベンを捨ててスグに違う男にいったりと、全てをベンより“動”として描くことで、 静止空間で唯一動けるベンの行動をそのギャップにより見事浮き彫りにさせているのだ。

ただこの静と動のギャップという点でフットサルシーンだけは時間を大いに使ったにも拘らず、特に必要性が感じられなかったのが残念極まりない。そしてこのフットサルシーンでベン同様に静止空間を動ける人間がでてくるのだが、それを追っかけるでもなく、「自分と同じように動ける人もいるんだ」程度で、何にも回収しないと言った演出には、短編を長編にすることにおいて本職が映画監督ではないからなのかと思ってしまった。まあそれ以外にも時間を止められるようになったキッカケが今一つ不明確であったり、後半の画家として成功する過程や、元彼女があれだけ復縁はダメだといっていたのにパーティーで急変し迫ってくるといったところも、レジ打ちの彼女とベンが良い仲になっている現場を前フリとして見ていたのなら分かるがあれでは現実味に欠ける。

というように細かい所がやはり本職でないために浅いように感じたが、女性の裸体をエロいのではなく美に昇華させているところや、ラストの雪の舞うシーン、冒頭の画面を切り替えずベッドに行くといったような映像の使い方など映像に関しては流石プロの視点と唸らせられた部分があり、なによりもアカデミー賞にノミネートされたこの作品のアイデア自体は非常に素晴らしいものだ。

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原題 CASHBACK
製作年度 2006年
製作国 イギリス
上映時間 102分
監督 ショーン・エリス
製作 レーヌ・バウセガー、ショーン・エリス
製作総指揮 ダフィーン・ギネス、ヴィジャイ・タクール、ピーター・ハムデン、ノーマン・メリー
脚本 ショーン・エリス
撮影 アンガス・ハドソン
編集 スコット・トーマス、カルロス・ドメック
音楽 ガイ・ファーレイ
出演 ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス、ショーン・エヴァンス、ミシェル・ライアン、スチュアート・グッドウィン、マイケル・ディクソン、マイケル・ラムボーン、マーク・ピッカリング

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テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

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作品情報 タイトル:フローズン・タイム 制作:2006年・イギリス 監督:ショーン・エリス 出演:ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス、ショーン・エヴァンス、ミシェル・ライアン あらすじ:失恋のショックで不眠症になったアーティストのベン。眠れない
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Comments


こういう映画こそミニシアター作品の傑作だと思える映画でしたよ。
個人的にはベンが好意を寄せる2人の女性に罵倒されるシーンをオペラを使って見せるところが好きでしたね。
 

にゃむばななさんへ

本当にミニシアター系の傑作ですね。

オペラで罵倒シーンを見せるシーンは私も好きです。なんか女性に限らず、本気で怒られている時ってスローモーションのようになる気がします。
 

daiさん
こんばんはー

わたしもこれ観たんです~。
なかなか好みで今年のベスト10にぎりぎり入っちゃうかも!?

笑いが程よく入ってて、ショートムービーの方も観たけれど、長編の方が好きです。

あとデイオブザデッド観たんですね!
☆の数が少ないので観るのやめよーかな(笑)
DVDで充分そうかな?
それにしても日本のおバカっぽいのとポスターぜんぜん違うぅ(笑)
 

こんばんは★

migさんも観られていましたか!!
確かに笑いも散りばめられており、良かったですね。でも映像美がやっぱり1番際立っていました。

デイ・オブ・ザデッドの日本ポスターは見ていないんですけどそんなバカっぽいんですか?
まあB級作品なのでポスターもそんなに力を入れなかったんですかねw
 

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