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椿三十郎


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模写の大失敗はあまりない!

椿三十郎

【Story】
とある社殿の中で井坂伊織(松山ケンイチ)をはじめ、9人の若侍たちが上役である次席家老黒藤(小林稔侍)らの汚職について密談していると、椿三十郎(織田裕二)という浪人が現れる。密談を盗み聞きしていた三十郎は陰謀の黒幕を見抜き、室戸半兵衛(豊川悦司)率いる悪者の手先から若侍たちを逃がす…。

評価 ★★★☆☆(3.4P)

【感想】
室戸さん、椿屋敷封鎖できません!!Ranking

~以降ややネタばれあり~


黒澤明と三船敏郎のコンビの名作時代劇をリメイクした時代劇エンターテインメント作品。名作をリメイクすると、たいがいの監督は彼ら独自の個性を発揮してくれるおかげで、大失敗することが多々あるのだが、本作はオリジナルの脚本をそのまま使用しているということで、大きく作品の質が崩れることがなかった。だいたい、オリジナルがなぜ名作と言われるかを考えれば、その作品に手を加えようなんて言う考えは笑止千万というもの。オリジナルに手を加える奴はどれだけ自分の力を過信しているのだと私は言いたくなる。そういう意味で本作は、きちんと自分の実力を理解した上での製作と思われ好感が持てる。

物語は言わずと知れた『椿三十郎』であり、クレヨンしんちゃんでも取り上げられているくらい有名なので、あえてここで私がとやかく言う必要はないと思うので語らないが、オリジナルがある以上どうしても比較してしまうのが私の嫌な癖だ。特にこういうストーリーがある程度確立している作品だと、キャラクターが余計に気になってしまう。

織田裕二演じる椿三十郎は、頭が良く、剣の腕も抜群、さらには人情深い男。そして豊川悦司演じる室戸半兵衛は剣の腕は立つが椿のように人情深くなく、黒い心を持っている男だ。この双方が、どことなく共通点を持っているが故に、室戸は椿を気に入り、この物語が成立していくのだろう。ただこのような三船敏郎や仲代達矢ベースありきのキャラクターであるが故に、少しキャラクターが生み出す雰囲気というものが本作では希釈されてしまっていたことが残念だ。特にそれを印象付けるかのごとく、城代の奥方(中村玉緒)が椿に“ギラギラした刀の様だ”と言うシーンがあるが、三船敏郎にあったギラギラしたものというものは織田裕二には私自身これといって感じられない。それと同様に豊川悦司にも仲代達矢の様な、鋭利さというものは感じることができない。というように三船敏郎や仲代達矢ありきの物語をそのまま使ってしまったが故の障害が生じてしまっていた。

とキャラクターから成る雰囲気はやや残念な結果になっていたが、例えばモナリザの絵をそのまま模写した作品が見た目は余程のダメなものの手にかからなければそこまで酷い作品にならないのと同じで、本作も黒澤明の歴史的作品というものを模写した作品であるが故に、決してそこまで酷い作品にはなっていなかった。というか現代風にアレンジされている分だけあって、今の人にも時代劇という堅苦しい感じも和らぎ十分受け入れられる作品になっていたと思う。特にオリジナルを知らない人ほど比較対象が無くすんなり楽しめるだろう。

この作品のように日本の過去の良作と言われているものは、特に白黒作品というものが仇となって(それだけとも言えないが)、今の人たちがTSUTAYAで敢えて食指を伸ばすというものにはならないのが現状だ。だからこそ、このようなオリジナルをそのまま現代風にしたものは、ただ映画史にオリジナルを埋もれさせているという状況においては非常に大切な役割を果たしたと思う。

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製作年度 2007年
監督 森田芳光
上映時間 119分
製作 島谷能成、千葉龍平、早河洋、永田芳男
製作総指揮 角川春樹
原作 山本周五郎
脚本 菊島隆三、小国英雄、黒澤明
撮影 浜田毅
編集 田中愼二
音楽 大島ミチル
出演 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、村川絵梨、佐々木蔵之介、林剛史、一太郎、粕谷吉洋、富川一人、戸谷公人、鈴木亮平、小林裕吉、中山卓也、風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍、中村玉緒、藤田まこと
テーマ : 邦画    ジャンル : 映画

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□作品オフィシャルサイト 「椿三十郎」□監督 森田芳光? □原作 山本周五郎(「日日平安」ハルキ文庫刊) □脚本 菊島隆三・小国英雄・黒澤明□キャスト ? 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、中村玉緒、佐々木蔵之介、村川絵梨 ■鑑賞日 12月2日(日
俺を踏み台にしたぁ!? 公式サイト 『用心棒』の続編であり、山本周五郎の短編『日日平安』を原作とした、1962年の黒澤明監督映画を、森田芳光監督によりリメイク。 とは言うものの、旧作のシナリオをほぼそのまま流用し、ダイアローグはほぼそのまま、展開も終盤...
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{/hiyo_en2/}ずいぶん昔からありそうな居酒屋ね。 {/kaeru_en4/}江戸家っていうからには、江戸時代からあるのかな。 {/hiyo_en2/}まさか。でも、江戸時代の侍とかがここで酔っ払っていても不思議じゃない雰囲気があるわね。 {/kaeru_en4/}椿三十郎とかな。 {/hiyo_en2/}そ...
オリジナルは言わずと知れた 黒沢明監督、三船敏郎、仲代達矢の代表作で、1962年の映画。 そして、今回、オリジナルの脚本を使い、織田裕二、豊川悦司の主演、 「失楽園」「模倣犯」などの森田芳光監督がメガホンをとって、 完全にリメイクしたといっても言いのだろ

Comments


コピーと言うかカバーと言うか、
良く出来ていたとは思います。

ただ、ラストの決闘はオリジナルがはるかに良く、
なぜあそこまで変えてしまったのかわかりません。

>三船敏郎や仲代達矢ベースありきのキャラクター
はおっしゃる通りで、
違う材料で同じ料理を作って、
味も変わったという感じです。
 

KGRさんへ

違う材料で同じ料理を作ったにしては、
良くできていましたよね。
ただラストはおっしゃる通り、
オリジナルに勝てないにしてもあれでは
意味不明です。

 

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