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潜水服は蝶の夢を見る


Category: 映画 さ行   Tags: ---
エロい視点は万人共通です

The_Diving_Bell_And_The_Butterfly

【Story】
昏睡(こんすい)状態から目覚めたものの、左目の瞼以外を動かすことができないELLE誌編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することができない彼に、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)はまばたきでコミュニケーションを取る方法を教える…。

評価 ★★★★☆(4.3P)

【感想】
ついつい瞬きをしてしまう。Ranking

~以降ややネタばれあり~


“2007年映画特集”の際に、女性ファッション誌とは知らず買って恥ずかしい思いをした経験があるELLEという雑誌の編集長であったジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は、突然の脳梗塞で、左眼以外身体全ての自由を奪われるという“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となってしまった。それはあたかも重い潜水服を着せられ海の中を潜っているような状態。聴覚や意識は鮮明なのにそのことを周りに伝える術がない。絶望の中ジャンは、唯一動かせる左目を用いて周りとの会話を試みることになる。私がこんな状況になったらまず考えることは自ずとこの世との決別つまり“自殺”だろう。勿論ジャンもそれを真っ先に考え、瞬きでその旨を伝える。しかし、相手は病院のお医者様、そんなネガティブシンキングを受け入れられるわけでもなく。もどかしい残りの人生を彼は送ろうとする。

世の中にはジャンのような重病と闘っている人間が五万といる。そのような難病を患う人間を題材として、お涙頂戴の映画やドラマを作って大ヒットを生み出しているというのが現状だ。そしてそのような背景には“良い映画=泣ける”という構図が出来上がってしまっているからかもしれない。しかし本作は、少し普通のお涙頂戴物語とは異なる。

本作の主人公ジョンはELLEの編集長であり、子供も3人いるし、奥さんもいる。さらには愛人までもがいるなんている状況だ。そんな完全に誰もが羨む勝ち組なのな彼が病気になったら、最先端の医療介護を受けられるのは至極当然の流れだからこの時点で共感が薄れるため、視聴者は普通のお涙頂戴ではないことを悟ることができる。さらにジョンは自殺というネガティブな行為ができず、もどかしいながらも生きていく過程において、開き直ってか、元々の性格なのか知らないが、医者や言語療法士、見舞いに訪れる友人や家族に対しツッコミを入れたり、男っぽい目線の発言をしたりと、軽いコメディのように、お涙頂戴劇に必要不可欠な悲壮感や絶望感といったものを一切払拭して創り上げているのだ。これらが原因で直接的な原因で安易なお涙頂戴物語にならず、この作品の魅力になったのだろう。

そんな自虐コメディのように進む本作だが、観終わって一番感じた凄さは、この物語をジョンが瞬き一つで書いたというところだ。勿論ジョンを手伝った方々の努力も凄まじいが、瞬きだけで会話をするということをやったことには驚きだ。自分が今までただ単に発していた会話を言語として発信するのだからこれまた一苦労だろう。こんなブログの文を書くだけでも意外に大変なのに、さらに分を頭で構成し、瞬きで書くなんて、私なら絶対挫折してしまうだろう難業だ。

というわけでとてもタフな精神でなければ書けなかった物語の時点で感服してしまうし、さらにその物語において、ジョンよりは軽度だが、体の不自由な父親や、地下牢に入れられた友人などジョンの現状に似た体験をした人間たちの映像を入れるという比較的な演出の巧さなど多くの点に拍手を送りたい作品だ。

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原題Le Scaphandre Et Le Papillon / The Diving Bell And The Butterfly
製作年度 2007年
製作国 フランス/アメリカ
上映時間 112分
監督 ジュリアン・シュナーベル
製作 キャスリーン・ケネディ、ジョン・キリク
製作総指揮 ジム・レムリー、ピエール・グルンステイン
原作 ジャン=ドミニク・ボビー
脚本 ロナルド・ハーウッド
撮影 ヤヌス・カミンスキー
編集 ジュリエット・ウェルフラン
音楽 ポール・カンテロン
出演 マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、ニエル・アレストリュプ、オラツ・ロペス・ヘルメンディア、ジャン=ピエール・カッセル、イザック・ド・バンコレ、エマ・ドゥ・コーヌ、マリナ・ハンズ、マックス・フォン・シドー
 

テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

Trackbacks

□作品オフィシャルサイト 「潜水服は蝶の夢を見る」□監督 ジュリアン・シュナーベル □原作 ジャン=ドミニック・ボービー □キャスト マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、マックス・フォン・シドー、ジャン・ピエール=カッセ...
「何をやったらいいんだ?」「瞬き20万回です」「20万で足りるのか?」(※)。『潜水服は蝶の夢を見る』2月9日公開。『ELLE』編集長だったジャン=ドミニク・ボビーは、突然の脳梗塞で倒れる。めざめた彼は体を動かすことも声を出すこともできなくなっていた。唯一機能し...
{/hiyo_en2/}学校の校門が並んでいる風景を見ると、この時期、卒業の頃が思い出されるわ。 {/kaeru_en4/}おや、お前にも卒業なんて頃があったのか。 {/hiyo_en2/}当たり前じゃない。早く窮屈なセーラー服を脱ぎ捨てて、蝶のように美しく変身したいって願ったものよ。 {/ka...
 『ぼくは生きている。 話せず、身体は動かせないが、 確実に生きている。』  コチラの「潜水服は蝶の夢を見る」は、2/9公開となった\"20万回の瞬きで自伝を綴った、脅威の実話!圧倒的な映像美で描く、きらめく愛の感動作\"なのですが、観て来ちゃいましたぁ~♪
★彼が綴った言葉を是非読んでみたい…と思わせられる作品です★実は…個人的に難病系の映画が苦手なんです。その理由については一部の作品で見られる「は~い、泣ける映画を作りましたよ~、この映画で泣かない人は心が貧しい人ですよ~、クライマックスは思いっきり盛り...
LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON(2007/フランス=アメリカ)【DVD】 監督:ジュリアン・シュナーベル 出演:マチュー・アマルリック/エマニュエル・セニエ/マリー=ジョゼ・クローズ /アンヌ・コンシニー/マックス・フォン・シドー 原作本は世界31カ国で出版されたベ
ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞(こうそく)で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化。原作は主人公のジャン=ドミニック・ボビー自身が20万回のまばたきでつづった自伝小説。『夜になるまえに』のジュリア...
評価:88点 監督:ジュリアン・シュナーベル 出演:マチュー・アマルリック、マリー=ジョゼ・クローズ、マックス・フォン・シドー 脳梗塞により左目だけが動かせるというロックドイン・シンドローム(閉じ込め症候群)になってしまった雑誌編集長が、その左目の動....
「潜水服は蝶の夢を見る」、DVDで観ました。 ファッション雑誌の編集長ジャンが脳梗塞で倒れる。豊かな人生を謳歌していたジャンは思考は...
あらすじ昏睡状態から目覚めたものの、左目のまぶた以外を動かすことができないジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識は、はっきりしているにもかかわらず、言葉を発することができない彼に、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)はま...
随分前に(汗)WOWOWで鑑賞―【story】脳梗塞による昏睡状態から目覚めたものの、左目の目蓋以外を動かすことが出来なくなったファッション雑誌ELLEの編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することが...
「スズメバチ」に続いて「~蝶の夢~」とは、昆虫つながり??? というわけではなく、 「ひらりん的フランス映画祭2009.06」 の第7弾。
『潜水服は蝶の夢を見る』を観ましたファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化した感動のヒューマン・ドラマです>>『潜水服は蝶の夢を見る』関連原題: LESCAPHANDREETLEPAPI...

Comments


観たあとに絶望の中の希望みたいなのが感じられる作品ですよね。
どこまでポジティブなんだろ?この人は…と思いました。
知り合いの男性が、自分が同じような目にあっても、看護婦さん、奥さん、愛人があんなに綺麗な人ならば、なんとか頑張れそうだと言っていた(笑)

その辺いかがですか?
 

127さんへ

本当にジョンはポジティブな男ですよねw
確かにあれだけの美人に囲まれていたら頑張れる気もしないでもないですが、私の場合はあれだけの美人に、自分の状態をあまり見てほしくないので逆に頑張れないかもしれません・・・。
それに彼はお金持ちだから、あれだけの美人(言語療法士など)に囲まれて残りの人生を過ごせましたが、普通の人なら、あんな状況にはなりえないでしょうね。
 

これはずっと観たい、と思っている作品です。カンヌでも高い評価を受け、アカデミー賞にもノミネートされた。でも、何か難しそうなイメージがあるんですよね。難解な気がする。だから劇場で観るのを止めたんです。それはともかく、レビューを読んでみると、やはりいい映画なんだぁ、と想像出来ます。片目だけでコミュニケーションを取るなんて、、あぁ、どれだけ大変なことか。最近「奇跡の人」という作品を観ましたが、少しそれに通ずるものがあるものしれません。観てみないと分かりませんが。
レンタル化されたら絶対観ます^^
 

マキシさんへ

アカデミーやカンヌで高い評価を受けただけあって、かなりの良作でしたね。評価を受けたものだと、おっしゃる通り、難しいという先入観を私も持ってしまいますが、この作品は全くそんなことなく観れました。

『奇跡の人』に関しては、通じると言えば通じますが、やはり後天的なものと先天的なものでの違いが大いに作品からは伺えるかもしれません。
 

この作品は本当に素晴らしいです。今日二回観たのですが、感服しました。
まず驚くべきは、その映像!どうやって映像処理したの?って思ったり、あり得ないカメラワークがあったり。そして、何より映像美、ここに拍手を送りたいです。本当に綺麗。言葉は要らない。綺麗、、。
ストーリーはとて詩的。でも詩的だから難しい、というわけではなくて、分かりやすくて、吸収しやすい。
この作品は、感覚で観るのが一番じゃないかなぁ、と思いました。
こうゆう作品が僕のツボのようです。たくさん観たいです。こうゆう作品^^
 

マキシさんへ

鑑賞なされたのですね♪
いきなり2回とは凄いですね。でも詩的ながらも映像が素晴らしいことが助け、観ている人がスッと入ってこれるような良作だったので、2回観ても苦にならないですよね。
私もこういう作品はとても好きな部類です☆
 
女性
TBアリがとう。
ジョンの女性遍歴、女性への関心というのが、彼を立ち直らせた大きな要因となっていると僕は思いますね。
 

kimion20002000さんへ

確かに女性が大きく絡んでいますね。
まあ一般男性も大なり小なり女性が絡みますしね。
 

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