the movie's blog of the people,by the people,for the people…
2008.04.28 Mon
すべて、まるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しだ!
【Story】
投資会社の重役であるクレイ(ヘイデン・クリステンセン)は、母の秘書であるサマンサ(ジェシカ・アルバ)と内々の婚約をしている。しかし、彼女との交際に対して厳しい母親(レナ・オリン)には伝えられない。ある日、母との縁を切る覚悟で、クレイはサマンサと結婚し、翌日には予てから登録していた心移植の連絡を受ける。その担当医師は、クレイの親友でありながら多くの医療訴訟を抱えるジャック・ハーパー(テレンス・ハワード)だった…。
評価 ★★☆☆☆(2.8P)
【感想】
時間が解決する?Ranking
〜以降ややネタばれあり〜
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【Story】
投資会社の重役であるクレイ(ヘイデン・クリステンセン)は、母の秘書であるサマンサ(ジェシカ・アルバ)と内々の婚約をしている。しかし、彼女との交際に対して厳しい母親(レナ・オリン)には伝えられない。ある日、母との縁を切る覚悟で、クレイはサマンサと結婚し、翌日には予てから登録していた心移植の連絡を受ける。その担当医師は、クレイの親友でありながら多くの医療訴訟を抱えるジャック・ハーパー(テレンス・ハワード)だった…。
評価 ★★☆☆☆(2.8P)
【感想】
時間が解決する?Ranking
〜以降ややネタばれあり〜
折角4月28日なので、この日が誕生日の女優であるジェシカ・アルバか、ペネロペ・クルスの作品を観ようと思ったが、手元にあったのがジェシカの作品だけだったので、本作を鑑賞した。
本作は手術の際、全身麻酔がまったく効かないという珍しい症例である「Anesthesia Awareness」を題材としている。この症例は、患者自体は覚醒しているため、“意識や痛み”なんていうモノは明確にあるのだが、筋弛緩が起こっているため、肉体は全く動かすことができず、痛みを泣き叫び伝えることができないという、ただ単に手術中の嫌な記憶だけが残るという、百害あって一利なし的な拷問症例だ。
と冒頭から痛い痛しい話を想像させるようなAnesthesia Awarenessのテロップが流れるため、シリアスな医療サスペンスになると思いきや、とんだ映画になってしまっていることが忍びない。この映画は題材である、「Anesthesia Awareness」の使い方で決まることは分かり切っている。しかし本作では、ここの描き方が非常に安易なのだ。クレイ(ヘイデン・クリステンセン)は、劇中で幽体離脱でもしたかのように、現実を動き回ったり、過去のワンシーンへ戻ったりと、およそ起こり得ないような展開を繰り広げる。勿論幽体であるが故に、現実だろうが過去だろうが、起こっている(起こった)出来事を見ることはできるが、関わることはできない。それ故に、起こる(起きた)事象をなぞっているだけでしかなく、これではAnesthesia Awarenessを用いた意味が全く感じられず、ただクレイがどたばたと自分の死を止めようと動き回っているだけの話にしかすぎない。この過程で本当の黒幕にも気がつくのだが、気がついたところでの解決策もなく、ただただ時の流れに身を任せという感じになってしまっているというどうしょうもない展開になってしまっていた。
さらに、展開以上にお粗末なのが医療を用いているのにもかかわらず、医療現場の取材をしたのかというほど、医療現場を軽視している描写の数々である。心臓移植の大手術の時に、酒を飲むような医師や、完全防備(髪の毛をそのまま)をしないような人間を簡単に手術室に入れるという体制など、小学生でも分かるような基礎中の基礎が雑に描かれている(だいたい移植なら、ビデオなどで撮影されていてもおかしくないだろう)。
という感じで、定番のジェシカ・アルバのお色気シーン(少し)もあり、設定にAnesthesia Awarenessというものを用いたところまでは良かったが、「金持ちなのに嫁さんの身辺調査をしないのか?」とか、「心臓移植なんていう大手術を、友人だからという理由だけで、しばしば失敗している人物に頼むか?」なんていう設定など、脚本自体の質がいまいちだったため、凡庸な仕上がりとなってしまっていた作品だ。キャスティングは良いがこれでは日本公開は見送りか?
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原題 Awake
製作年度 2007年
製作国 アメリカ
上映時間 84分
監督 ジョビー・ハロルド
製作 ティム・ウィリアムス
脚本 ジョビー・ハロルド
出演 ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、レナ・オリン、テレンス・ハワード、クリストファー・マクドナルド
本作は手術の際、全身麻酔がまったく効かないという珍しい症例である「Anesthesia Awareness」を題材としている。この症例は、患者自体は覚醒しているため、“意識や痛み”なんていうモノは明確にあるのだが、筋弛緩が起こっているため、肉体は全く動かすことができず、痛みを泣き叫び伝えることができないという、ただ単に手術中の嫌な記憶だけが残るという、百害あって一利なし的な拷問症例だ。
と冒頭から痛い痛しい話を想像させるようなAnesthesia Awarenessのテロップが流れるため、シリアスな医療サスペンスになると思いきや、とんだ映画になってしまっていることが忍びない。この映画は題材である、「Anesthesia Awareness」の使い方で決まることは分かり切っている。しかし本作では、ここの描き方が非常に安易なのだ。クレイ(ヘイデン・クリステンセン)は、劇中で幽体離脱でもしたかのように、現実を動き回ったり、過去のワンシーンへ戻ったりと、およそ起こり得ないような展開を繰り広げる。勿論幽体であるが故に、現実だろうが過去だろうが、起こっている(起こった)出来事を見ることはできるが、関わることはできない。それ故に、起こる(起きた)事象をなぞっているだけでしかなく、これではAnesthesia Awarenessを用いた意味が全く感じられず、ただクレイがどたばたと自分の死を止めようと動き回っているだけの話にしかすぎない。この過程で本当の黒幕にも気がつくのだが、気がついたところでの解決策もなく、ただただ時の流れに身を任せという感じになってしまっているというどうしょうもない展開になってしまっていた。
さらに、展開以上にお粗末なのが医療を用いているのにもかかわらず、医療現場の取材をしたのかというほど、医療現場を軽視している描写の数々である。心臓移植の大手術の時に、酒を飲むような医師や、完全防備(髪の毛をそのまま)をしないような人間を簡単に手術室に入れるという体制など、小学生でも分かるような基礎中の基礎が雑に描かれている(だいたい移植なら、ビデオなどで撮影されていてもおかしくないだろう)。
という感じで、定番のジェシカ・アルバのお色気シーン(少し)もあり、設定にAnesthesia Awarenessというものを用いたところまでは良かったが、「金持ちなのに嫁さんの身辺調査をしないのか?」とか、「心臓移植なんていう大手術を、友人だからという理由だけで、しばしば失敗している人物に頼むか?」なんていう設定など、脚本自体の質がいまいちだったため、凡庸な仕上がりとなってしまっていた作品だ。キャスティングは良いがこれでは日本公開は見送りか?
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原題 Awake
製作年度 2007年
製作国 アメリカ
上映時間 84分
監督 ジョビー・ハロルド
製作 ティム・ウィリアムス
脚本 ジョビー・ハロルド
出演 ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、レナ・オリン、テレンス・ハワード、クリストファー・マクドナルド
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