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歓喜の歌


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これぞ落語の醍醐味!

歓喜の歌

【Story】
文化会館で働く飯塚主任(小林薫)は、似た名前の2つのコーラスグループを聞き違え、大晦日のコンサートホールをダブル・ブッキングしてしまう。双方に掛け合うものの、どちらも一歩も譲らず大問題に発展。“事なかれ主義”で生きてきた飯塚だったが、2つのグループの板ばさみとなってしまい途方に暮れる…。

評価 ★★★☆☆(3.9P)

【感想】
この時期に餃子ネタは少しマズイ?Ranking

~以降ややネタばれあり~


落語家の立川志の輔の同名新作落語を映画化した本作。大晦日の公営文化ホールでママさんコーラスのダブル・ブッキングが発覚したことで起きる一大騒動に奮闘する(させられる)人間たちの姿を、コミカルに描いています。ダブル・ブッキングなんて和泉元彌事件以来、久方ぶりに耳にした言葉でしたけど、本作中では「3分クッキングとはわけが違うんだ」と、如何にも落語調に皮肉っていたのがなんとも印象的でした。

そんな3分クッキング、失礼ダブル・ブッキングで起きる大晦日の大騒動を描いた作品。ストーリー的には、とても凡庸な仕上がりなんです。しかし、なぜか面白く感じてしまった自分がいます。そのように思ったのはやはり、登場人物のキャラクターが確立していたからなんでしょう。

小林薫演じる主人公の飯塚は、高田順次よりも無責任さが画面から滲み出ている事なかれ主義男です。スナックのツケは溜めるは、離婚問題を抱えているはと、どこからどう見てもダメ人間。しかもただのダメ人間ならまだしも、公務員ということを盾にして一般人に対して、適当に接するという、私たちが普段から公務員に抱いているイメージまでをも兼ね備えているのです。そんなダメ公務員ですが、自分で巻き起こした起こしたコーラスのダブル・ブッキング事件を通して成長していく姿が、観ているこちらの心を打つのです。しかも彼の成長のターニングポイントが狙ったかのように、ラーメンとタンメンの間違いによって貰った“餃子”ときたもんだから、公務員のイメージプラス餃子のダブル風刺で、笑ってしまいました。

もちろんキャラクターが面白いのは主任の飯塚だけではありません。由紀さおりらセレブ奥様たちの“みたまレディースコーラス”や、パートのおばちゃんで結成された“みたま町コーラスガールズ”の面々もいい意味で灰汁があって惹きつけてくれます。その中で特に“みたま町コーラスガールズ”のリーダーである安田成美演じる不思議主婦のキャラクターが非常に巧みです。良く言えば飯塚の成長を促したのが彼女であり、言い換えれば飯塚を追い込んだのが彼女であるともいえます・・・。涼しい顔して、「ランチュウを盗んじゃえ」とか、「共同開催にしてしまおう」とか飯塚の中になかった考えをどんどん植えつけて実行させていく、まさに天使の顔をした良い悪魔です(これだと結局天使?)。

このように良い意味でも悪い意味でも破天荒なキャラクターたちが確立されているために、予告編からも容易に想像がつくような、なんら捻りもないストーリーでしたが、楽しむことができました。このオチが分かっていても客を面白がらせるということは、落語にとっては非常に重要なことで、その点でその肝をキチンと押さえていた本作は、突っ込みどころは多々ありましたがそれらを差し引いても秀作だと感じます。
まさにこれぞ、落語の醍醐味なんですね。

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製作年度 2007年
製作国 日本
上映時間 112分
監督 松岡錠司
製作 河合洋、李鳳宇、井上泰一
原作 立川志の輔
脚本 松岡錠司、真辺克彦
音楽 岩代太郎
出演 小林薫、安田成美、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、田中哲司、藤田弓子、根岸季衣、光石研、筒井道隆、笹野高史、塩見三省、渡辺美佐子、斎藤洋介、片桐はいり、でんでん、猫背椿、平澤由美、江本純子、吉本菜穂子、土屋久美子、峯村リエ、於保佐代子、宮本裕子、波岡一喜、山本浩司、野嵜好美、安田祥子、立川志の輔、立川談志、リリー・フランキー
テーマ : 邦画    ジャンル : 映画

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Comments


オチがわかっているのに楽しめるってのは最高ですね。
引きつけるには十分すぎるくらいのコネタと、キャラ設定が絶妙だったと思いました。
天使の顔をした悪魔・・・結局彼女の指揮者ぶりは観てなかったけど、離婚の危機も救ったのだと思えば・・・
 

kossyさんへ

離婚危機を救ったと思えば確かに天使になるんですかね。でも当の本人の飯塚はそんなことは知る由もないでしょうが(笑)
そんなこの作品、全く期待してなかったんですけど、色々な所で笑えて楽しめました。流石、落語という感じです!
 

こんにちは。
おじゃましました。
またよらせてください。
 

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