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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ


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A Genius Actress

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

【Story】
両親の訃報を受け、女優を目指して上京していた澄伽(佐藤江梨子)が4年ぶりに舞い戻ってくる。自意識過剰な彼女は、自分が女優として認められないのは家族、とりわけ妹の清深(佐津川愛美)のせいだと家族をいたぶる。兄の宍道(永瀬正敏)も澄伽には気を遣い、横柄にふるまう彼女によって一家の日常はきしみだしてゆく…。

評価 ★★☆☆☆(2.5P)

【感想】
人間形成で重要なのは家族がまともであること。→Ranking

~以降ややネタばれあり~


北陸の山間部の山村。そこで暮らす和合家の父母が同時に事故で亡くなるという訃報を受け、東京で女優を目指している澄伽(佐藤江梨子)が4年ぶりに田舎に戻ってきます。澄伽は才能も仕事も無いくせに、「自分は他人と違う」と思い込んでいる自意識過剰女です。しかもたちが悪いことに、自分が認められないのは以前、自分の乱れた生活をネタにホラーマンガを描いた妹・清深(佐津川愛美)にあると思っているのです。4年ぶりに帰ってきても、自分は全く成功していないのでかつての怒りから、またもや妹へのイジメを開始します。

そんな澄伽が帰ってきて初めての朝食、大地震のニュースを見ている待子(永作博美)が号泣しています。そこで朝食を食べに来た澄伽がトーストを食べたいという発言。それに対して穴道(永瀬正敏)が急に待子に「買うて来い!」と亭主関白ブリを発揮。ついさっきまで泣いていた人間に、うぬを言わせず買いに行かせるという演出があります。原作者が石川県出身ということで、地震というものの悲壮感の計り知れないことは周知のはず、敢えてそれを用いることで最上級の対照にしたのでしょう。これでこの家族から“悲しみ”という情を完全に省いて、感情移入なんていうものはクソくらえというぐらいにキチガイ家族を描いていくのです。

自己陶酔しきっている主人公、彼女を観察してマンガのネタにする妹、主人公に絶対服従の兄、兄と肉体関係を持たない変な人形を作っているその妻。このキチガイ家族の描写のテンポがいいのなんのってこの上ないです。このテンポも悲壮感を無くす大きな要因になっていましたね。まあここら辺のテンポの良さはCM出身の吉田大八の見事さを感じました。

さて折角登場人物について触れたので、それを演じている演者について少し触れましょう。本作は勿論、脇を固めた俳優あってですが、何と言っても佐藤江梨子の天才さにつきる作品でしょう。これぞナチュラル演技のお手本です。オーディションのシーンなんかは、これは素ではと思わせられました。これではエビゾーじゃなくても逃げますね。
そんな凄い演技をしまくっているサトエリですが、こいつはいつもこんな演技しかできませんよね。いつも大根、いつも棒読み、いつも過剰演技。でもこれが本作では“売れない女優”+“キチガイ”という設定に見事はまり、120%の彼女の魅力が発揮されていました。これからはどうであれ、こんなハマっている役はなかなかありません。どう考えてもビジュアル(胸)だけの『キューティーハニー』よりは良かったともいます。

そんなサトエリが素全開で熱演していたこの物語を壊滅的にしてしまっているのはストーリーのデキでしたね。こういうキャラクターものにこれを求めてはいけないとは思うのですが、もう少しちゃんとしてもいいのではと感じます。ストーリーは特に何にも残らない昼ドラのようにドロドロなんですが、ラストへの盛り上げ方がいまいちなんですね。妹がイジメを受けながらも、漫画を描き始めるという展開を見せつけてくれたので、オチのインパクトが半減してしまっています。どうせなら、妹が漫画を描くというシーンをゴッソリカットして、ラストの回想あたりで実は・・・みたいな方が良かった気がしましたね。

各々が距離を置くキチガイ家族はテンポよく、ある意味魅力的で、セクシーシーンもあるのですが、どうもストーリーで損をしている映画でしたね。CMではないんだから、登場人物のインパクトだけというものでは映画という産業としてどうなのでしょうか。

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製作年度 2007年
製作国 日本
上映時間 112分
監督 吉田大八
原作 本谷有希子
脚本 吉田大八
音楽 鈴木惣一朗
出演 佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美、永瀬正敏、山本浩司、土佐信道、小森哲生、上田耕一、谷川昭一朗、吉本菜穂子、湯澤幸一郎、ノゾエ征爾、米村亮太朗、大原真理子、高橋睦美、金沢まこと、大川婦久美
テーマ : 邦画    ジャンル : 映画

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この「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」は吉田大八によって映画化され、2007年カンヌ映画祭「批評家週間」正式招待作品となりました。出演は佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美、長瀬正敏です。予告編を見ると、この配役、見事にピッタリ、なかでもエゴ丸出しのサトエ
タイトルはシュールだけど、中身はもっとその上を行く。 交通事故で急死した和合夫妻の葬式の日、女優を目指して上京していた長女(佐藤江梨子)が戻ってきた。平穏に暮らしていた長男(永瀬正敏)、その嫁(永作博美)、次女(佐津川愛美)たちに、緊張感が走る。本谷...

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