the movie's blog of the people,by the people,for the people…
2007.10.02 Tue
Humanity
【Story】
1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える…。
評価 ★★★★☆(4.7P)
【感想】
どうしても最初から羊は殺そうとしていたようにみえて仕方がありません。Ranking
〜以降ネタばれあり〜
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【Story】
1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える…。
評価 ★★★★☆(4.7P)
【感想】
どうしても最初から羊は殺そうとしていたようにみえて仕方がありません。Ranking
〜以降ネタばれあり〜
本作は1944年のスペイン内戦下を舞台に現実の世界の苦行に耐えながらも、現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を、見事な人間性というものを描きながら精巧に構成されたファンタジーとなっています。しかしファンタジーと言っても本作は子供向けのオブラートに包まれたお伽話のように甘いものではなく、大人向けというようなブラックなファンタジーなのです。それを象徴するかのごとく、この作品先ほども書きましたが、スペインの内戦が現実の世界では舞台となっています。そのためファシズムという排外的な自由を否定し、一党独裁を理念とする政治理念が幾度も映し出されます。ファシズムなんていえばムッソリーニが有名ですが、本作のオフェリアの義理の父親もムッソリーニのように冷酷非道で、銃で人を平然と撃つし、拷門なんて朝飯前、しまいには娘を殺す・・・なんていう厳格を通り越したキチガイな奴です。そんな彼を中心とし、ファシズムという厳しい現実をきちんと描いているために、オフェリアが架空の世界(彼女しか見えない世界)に入るという非常に奇想天外な話と妙にマッチし、すんなりと観ているこちらもこの設定を受け入れることができました。
そんな本作の主人公は先ほどから何度も名前が出てきている“オフェリア”という少女です。彼女はファシズムの義父から常に逃げたいと思っていました。そんなある日、自分に付きまとってくる虫に連れられて、ラビリンスへ行くことになります。そのラビリンスの中で羊のような守護神に「あなたはお姫様の生まれ変わりだから3つの試練をクリアしろ」と突如言われます。彼女は初め、羊が言っていることなんか半信半疑でしたが、1つずつ自分がもう後には引けない状況(現実+ラビリンス双方で)になるまでクリアしていきます。
そんな彼女はあまり詳しくは書きませんが、2つ目の課題で大きなミス(約束を破る)を犯してしまいます。この2つ目に犯したミスこそ、この作品の非常に秀逸な点を表しているところだと感じました。これこそまさに人間性なんですね。人間なんて生物は秀逸でありながらも非常に愚かです。それが故に大の大人でさえ必ず過ち(大なり小なり)を犯します。ましてや母親の病、父親の厳しさでメンタル的に非常にまいっていて、あながち守護神のことを信用していない子供ならなおさらのことです。そんな人間ならではの人間性をこの作品では2つ目の課題で犯したミスを含め、非常に秀逸に描いていました。このような人間性というものの本質をものの見事につくような演出は素直に私自身驚愕させられました。
このように本作では人間性の描き方が非常によく、クリィーチャーも妙にリアルで、オフェリアを演じたイバナ・バケロを含め、義父や家政婦などにあまり知らない俳優を使っているのです、非常に素晴らしい演技だったと思います。私自身素直に人にお勧めできる映画だったと感じています。
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原題 EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH
製作年度 2006年
製作国 メキシコ/スペイン/アメリカ
上映時間 119分
監督 ギレルモ・デル・トロ
製作総指揮 ベレン・アティエンサ 、エレナ・マンリケ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
音楽 ハビエル・ナバレテ
出演 イバナ・バケロ 、セルジ・ロペス 、マリベル・ベルドゥ 、ダグ・ジョーンズ 、アリアドナ・ヒル 、アレックス・アングロ 、エウセビオ・ラサロ 、パコ・ビダル 、フェデリコ・ルッピ
そんな本作の主人公は先ほどから何度も名前が出てきている“オフェリア”という少女です。彼女はファシズムの義父から常に逃げたいと思っていました。そんなある日、自分に付きまとってくる虫に連れられて、ラビリンスへ行くことになります。そのラビリンスの中で羊のような守護神に「あなたはお姫様の生まれ変わりだから3つの試練をクリアしろ」と突如言われます。彼女は初め、羊が言っていることなんか半信半疑でしたが、1つずつ自分がもう後には引けない状況(現実+ラビリンス双方で)になるまでクリアしていきます。
そんな彼女はあまり詳しくは書きませんが、2つ目の課題で大きなミス(約束を破る)を犯してしまいます。この2つ目に犯したミスこそ、この作品の非常に秀逸な点を表しているところだと感じました。これこそまさに人間性なんですね。人間なんて生物は秀逸でありながらも非常に愚かです。それが故に大の大人でさえ必ず過ち(大なり小なり)を犯します。ましてや母親の病、父親の厳しさでメンタル的に非常にまいっていて、あながち守護神のことを信用していない子供ならなおさらのことです。そんな人間ならではの人間性をこの作品では2つ目の課題で犯したミスを含め、非常に秀逸に描いていました。このような人間性というものの本質をものの見事につくような演出は素直に私自身驚愕させられました。
このように本作では人間性の描き方が非常によく、クリィーチャーも妙にリアルで、オフェリアを演じたイバナ・バケロを含め、義父や家政婦などにあまり知らない俳優を使っているのです、非常に素晴らしい演技だったと思います。私自身素直に人にお勧めできる映画だったと感じています。
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原題 EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH
製作年度 2006年
製作国 メキシコ/スペイン/アメリカ
上映時間 119分
監督 ギレルモ・デル・トロ
製作総指揮 ベレン・アティエンサ 、エレナ・マンリケ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
音楽 ハビエル・ナバレテ
出演 イバナ・バケロ 、セルジ・ロペス 、マリベル・ベルドゥ 、ダグ・ジョーンズ 、アリアドナ・ヒル 、アレックス・アングロ 、エウセビオ・ラサロ 、パコ・ビダル 、フェデリコ・ルッピ
ノラネコ
TB&コメどうもです。
いやはや予想外に凄い映画でした。
デル・トロという作家、ハリウッドでのB級風味の作品だけでは決して計り知れないですね。
文句なしの傑作だったと思います。
いやはや予想外に凄い映画でした。
デル・トロという作家、ハリウッドでのB級風味の作品だけでは決して計り知れないですね。
文句なしの傑作だったと思います。
dai
migさんコメントありがとうございます♪
いや〜ぁ・・・あの世界観は非常に脱帽でした。
期待していなかった分、私の中ではかなりのあたり作です。
いや〜ぁ・・・あの世界観は非常に脱帽でした。
期待していなかった分、私の中ではかなりのあたり作です。
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{/hearts_pink/}人気blogランキング{/hearts_pink/}ずっと気になってた作品だったので、初日に観てきました〜
我想一個人映画美的女人blog 2007.10.09 Tue 17:39
うわぁ・・・想像していたのと全然違う。予告編の印象から、ちょっとダークな「不思議な国のアリス」、あるいはアニメ好きのギレルモ・デル・トロならスペイン版の「千と千尋の神隠し」的な物を想像していた。そして
ノラネコの呑んで観るシネマ 2007.10.09 Tue 23:28
『だから少女は幻想の国で、 永遠の幸せを探した。』
コチラの「パンズ・ラビリンス」は、フランコ独裁政権下のスペインが舞台のPG-12指定のダーク・ファンタジーで、10/6公開となっていたのですが、観て来ちゃいましたぁ〜♪
既にご覧になられた方の間では、か
☆彡映画鑑賞日記☆彡 2009.01.22 Thu 20:59
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コメントありがとうございますー^^
やっぱり子供ですし、あそこは食べちゃいますよね☆
でもクリーチャーを怖がらないのはすごい。
あの世界観、素晴らしくてラストもじんわり、、、、
予想外の終わり方が良かったですー