Memoirs_of_dai

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ボルベール


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逞しい女性

Volver

【Story】
10代のころ母親を火事で失ったライムンダ(ペネロペ・クルス)は、失業中の夫と15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)のために日々忙しく働いていた。ある日、火事で死んだはずの母親が生きているといううわさを耳にする。そんな中、肉体関係を迫ってきた父親を、パウラが殺害してしまうトラブルが発生し…。

評価 ★★★★☆(4.1P)

【感想】
ペネロペ・クルスは顔の濃さと化粧の濃さが相俟って存在感たっぷりです。→Ranking

~以降ネタバレあり~



冒頭からいきなり、女性達の墓掃除という意外なシーンから始まる本作。この墓掃除のシーン1つからも、スペインという国の持つ異国情緒からくるものなのか、監督独自のものなのか、これから始まる作品を強調する色彩豊かつ、色鮮やかな画面を観ているこちらの脳裏に色濃く残してくれます。そして、さらにそのビビットな色彩で表現されたこの墓掃除のシーン。日本なんかでいう一般的な墓掃除の雰囲気と言えば、死者を悼むようなどちらかといえば“”なイメージがありますが、本作でのイメージは活動的な生を感じさせる“”です。これこそが本作で描かれている女性そのものの逞しさ、いわゆる伝えたいテーマなのではないのかと感じました。
Volver_1

そんな観終わった後、不意に思ったところから書いてみましたが、本作は女性の逞しさをテーマとしているだけあって非常に女性目線の話の展開になっています。しかし、それを撮っている監督は男だったりもするんですが...まあ『トーク・トゥ・ハー』や『バッド・エデュケーション』のペドロ・アルモドバルなんで納得といえば納得できますが。
少し話はそれましたが、女性目線の映画なので主役は女性、たまに出てくる男と言えば、娘をレイプしようとして殺された夫を筆頭に、どうでもいいかダメンズばかりです。この男女の対比も本作の面白い点でもあるんですね。そんな対比とビビットな色使いで物語はどんどん進んでいきます。正直、墓掃除の後、数十分は何の変化もないストーリーなんですが、娘が自分をレイプしようとした父親を殺したあとから一気に展開は怒涛のものになっていきます。普通のサスペンスなら、これが話の軸になってもおかしくないんですが、本作において「父親殺害→遺棄」なんていう一級犯罪はお弁当のお新香くらいたいしたことない扱いで進んでいきます。
Volver_2

そんな本作においてのメインストーリーはというと、死んだはずのライムンダ(ペネロペ・クルス)の母親がなぜか生きていたというウルトラCの離れ業なんです。言葉で書くと、SFのように感じてしまうかもしれませんが、ライムンダの過去やライムンダの娘の出生、物語に出てくる男をダメンズとした伏線などがバシッとはまり、巧みに物語が成立していました。まあこれ以上は完全にネタバレになるので書きませんが軽くいえば輪廻ですかね(言い過ぎ?)。
Volver_3

どこの国でも底を知っている人というのは、お互いの心情を理解し助け合い、許し合うという意味で本当に強さをもっています。それを本作では女性の本来持つ強さというものと掛け合わせることで、より女性の逞しさが強調され、生活を含め生きることの本質を画面を通してひしひしと伝えてきます。
女性目線の映画ですが、男性が観ても十分楽しめる作品に仕上がっていました。


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原題 VOLVER
製作年度 2006年
製作国 スペイン
上映時間 120分
監督 ペドロ・アルモドバル
製作総指揮 アグスティン・アルモドバル
脚本 ペドロ・アルモドバル
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演 ペネロペ・クルス 、カルメン・マウラ 、ロラ・ドゥエニャス 、ブランカ・ポルティージョ 、ヨアンナ・コボ 、チュス・ランプレアベ 、アントニオ・デ・ラ・トレ
テーマ : 洋画    ジャンル : 映画

Trackbacks

 懸賞でこの映画のチケットが当たったので、観に行ってきました。 監督:ペドロ・ア
幸も不幸も、生きていくにはいろいろあって、もしかしたら不幸のほうが多いかもしれな
 『ママ、話したいことが ヤマほどあるの。』  コチラの「ボルベール<帰郷>」は、6/30に公開になる\"巨匠アルモドバル監督の、原点にして最高傑作\"であり、\"故郷ラ・マンチャを舞台に、タンゴの名曲「VOLVER」にのせて贈る、哀しくも可笑しい女たちの人生賛歌――...

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