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2007.05.16 Wed
The People Who Shape Our World;The TIME 100

/Borat

【Story】
アメリカ文化をリポートする番組を作るため、カザフスタンからニューヨークにやってきた国営テレビの突撃レポーター、ボラット(サシャ・バロン・コーエン)。ある日、ホテルで『ベイウォッチ』の再放送を見た彼は、パメラ・アンダーソンに一目惚れ。彼女を自分の妻にするため、ロサンゼルスへ向かう…。

評価 ★★★☆☆(3.8P)

【感想】
米“タイム”誌が選ぶ世界の100人にこの映画で選ばれたサシャ・バロン・コーエン。ここまでするとただのおバカ映画というより流石という感じです。→Ranking

〜以降ややネタバレあり〜
話は人気コメディアンのサシャ・バロン・コーエン演じる主人公ボラットが、アメリカ大陸横断の旅を繰り広げ、その旅路で様々なハプニングを起こすというもの。彼はアメリカを何も知らないふりをして政治家、右系のカウボーイという人たちから、善良な一般市民まで完全に騙し倒します。その騙すにあたってのシニカルさが妙に考えていないようで考えているという巧妙さがあります。その巧妙な手法によって、初めはただのキチガイ男しか画面からは伝わってこなかったのですが、観ているうちにアメリカという国のダークサイドが浮き彫りになってくるんですね。特に私自身、黒人娼婦をパーティーに呼んだ時の反応なんかは

・・・ヒドイと思わず言ってしまいそうなぐらいでした。

Borat_1

そんなシニカルムード満載な映画ですが、この映画はただアメリカを皮肉るという面だけではなく、コメディーという形としても秀逸でした。それはこの映画でのサシャ・バロン・コーエンはどことなく江頭2:50に似ている感じがしたことに付随している気がします。江頭はよく、「1クールのレギュラーより、1回の伝説」と言います。彼の言う伝説とは、私たちのような凡人は決して行わないようなことの数々です。例えばバイアグラを一気にたくさん飲んで救急車で運ばれたり、男性器をトルコで露出し御用になったりと、笑いというもののある意味最先端というか進化形です。この彼のような突飛な行動をサシャ・バロン・コーエンがしているので、映画としても面白いし、決して飽きない作りになっていました。(ぷっすまで江頭の回は他の回に比べ妙に面白いです。)
Borat_2

その進化形の笑いの最上級として、この映画では反ユダヤ主義ネタが多く登場します。なぜ最上級かというと、その反ユダヤネタをユダヤ人であるサシャ・バロン・コーエンが演じているから、日本人にはなかなか伝わりにくいと思うでしょうが私は非常に面白く感じました。
Borat_3

最後に蛇足ですが、サシャ・バロン・コーエン演じるボラットが追いかけていたパメラはこの映画を観た夫であるキッドの怒りにふれ離婚してしまったらしいです。そして様々な裁判がこの映画にはあるらしいです。流石、米“タイム”誌が選ぶ世界の100人です。


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原題 BORAT: CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN
製作年度 2006年
製作国 アメリカ
上映時間 88分
監督 ラリー・チャールズ
脚本 サシャ・バロン・コーエン、ピーター・ベイナム、アンソニー・ハインズ[脚本]、ダン・メイザー
出演 サシャ・バロン・コーエン、ケン・ダヴィティアン

テーマ:洋画 - ジャンル:映画
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