
変態サイコ野郎となったフロド
【Story】
ロサンゼルスで両親からマネキン店を継ぎ、マネキンの修復師として暮らすフランク(イライジャ・ウッド)。幼い頃のトラウマから生身の女性を愛せなくなった彼は、夜の街を彷徨い、若い女性ばかりを狙って残忍な殺人を重ねていた…。
評価 ★★★☆☆(3.0P)
【簡易感想】
マネキンしか愛せない変態を描く本作『マニアック』。イライジャ・ウッドが久々に変態を演じるということで期待していたが、いかにもな奴より、やはりこういう童顔が演じる変態はエッジが効いていて際立っている。そんな変態野郎はマネキンしか愛せないことに加え、夜の街へ出かけていっては女性を殺害し、その女性の頭皮を持ち帰りそれをマネキンへホチキス止めするという驚きのサイコっぷりを発揮。しかしマネキンしか愛せないはずの彼がある日、芸術家の女性と出逢ったことで“生身の女性を愛する”ということと今までに対して葛藤を抱き始めるというのが大枠。この作品が面白いのはPOV手法を用いてフランク視点で描かれるという点。無名俳優ならまだ顔出しが少ないPOVでもいいかもしれないが、流石イライジャ・ウッドレベルが主演なのでどうにか顔の描写はほしいところ。そこで演出として取ったのが、鏡やガラスなどを使って、彼視点にも拘らず彼を映し出すというもの。これはPOVの良さと鏡越しなどの微妙な不気味さが相まっていい演出だった。ただ全体的にマニアックな映画をスタイリッシュに見せるがためにオリジナルにあった魅力が減少してしまったのは残念だった。
more...の前にRanking
![]() |
【Story】
ロサンゼルスで両親からマネキン店を継ぎ、マネキンの修復師として暮らすフランク(イライジャ・ウッド)。幼い頃のトラウマから生身の女性を愛せなくなった彼は、夜の街を彷徨い、若い女性ばかりを狙って残忍な殺人を重ねていた…。
評価 ★★★☆☆(3.0P)
【簡易感想】
マネキンしか愛せない変態を描く本作『マニアック』。イライジャ・ウッドが久々に変態を演じるということで期待していたが、いかにもな奴より、やはりこういう童顔が演じる変態はエッジが効いていて際立っている。そんな変態野郎はマネキンしか愛せないことに加え、夜の街へ出かけていっては女性を殺害し、その女性の頭皮を持ち帰りそれをマネキンへホチキス止めするという驚きのサイコっぷりを発揮。しかしマネキンしか愛せないはずの彼がある日、芸術家の女性と出逢ったことで“生身の女性を愛する”ということと今までに対して葛藤を抱き始めるというのが大枠。この作品が面白いのはPOV手法を用いてフランク視点で描かれるという点。無名俳優ならまだ顔出しが少ないPOVでもいいかもしれないが、流石イライジャ・ウッドレベルが主演なのでどうにか顔の描写はほしいところ。そこで演出として取ったのが、鏡やガラスなどを使って、彼視点にも拘らず彼を映し出すというもの。これはPOVの良さと鏡越しなどの微妙な不気味さが相まっていい演出だった。ただ全体的にマニアックな映画をスタイリッシュに見せるがためにオリジナルにあった魅力が減少してしまったのは残念だった。
more...の前にRanking

スポンサーサイト